2024-03-29T01:37:04Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010606
2023-01-06T02:08:48Z
1016:1018:1019:1040
長野県の野辺山高原におけるハイブッシュ・ブルーベリーの栽培適性
Regional Adaptation of Highbush Blueberry in Nobeyama Highland of Nagano Prefecture
佐藤, 幸雄
ブルーベリー
高冷地
適応性
野辺山高原におけるハイブッシュ・ブルーベリー栽培の可能性を検討するため,5か年にわたって生育相,寒害,果実収量及び果粒重について調査を行った。1. 調査5か年間の平均発芽日は,品種によって多少異なり,4月29日~5月3日であった。また,開花日も品種によって異なり,5月28日~6月8日であった。しかし,開花期間は品種による差が少なく,およそ25日間であった。2. 収穫時期は品種による差が大きく,早生種7月下旬~8月下旬,中晩生種は8月上中旬~9月中旬以降で,平均収穫期間は短い品種で約25日間,長い品種で約50日間で,2倍の差がみられた。3. 1株当りの新梢発生数は,‘ノースランド'が最も多く,最小の‘ブルータ'の3.7倍であった。しかし,新梢長については,品種間で有意差は認められなかった。4. 寒害被害新梢数の割合は,‘コリンズ'が最高で,ついで‘ウエィマウス'及び‘コビル'も高かったが,‘ジャージー',‘ノースランド'及び‘ブルーレィ'は比較的低かった。寒害被害新梢長の割合についても同様の傾向がみられた。5. 果実収量は年次変動が極めて大きく,1986年は収穫皆無に近かったが,1988年にはかなりの収量が得られ,とくに‘ノースランド'では,1株当り平均7㎏以上に達した。しかし,‘コリンズ',‘ウエィマウス',‘ブルータ'及び‘アーリーブルー'の各品種は極端に少なかった。6. 供試10品種のうち,果粒重が最も大きかったのは,‘バークレィ'の約1.5gで,ついで‘コリンズ'及び‘コビル'も比較的大粒であった。しかし,‘ノースランド'及び‘ジャージー'は小粒で,いずれも1g未満であった。
Article
信州大学農学部紀要. 31(1): 55-62 (1994)
信州大学農学部
1994-08-31
jpn
departmental bulletin paper
VoR
http://hdl.handle.net/10091/844
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/records/10606
0583-0621
AN00121352
信州大学農学部紀要
31
1
55
62
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/10606/files/v31n01_06.pdf
application/pdf
649.4 kB
2015-09-25