2024-03-29T01:03:57Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011029
2023-01-26T02:09:31Z
1016:1018:1070:1077
マタタビ (Actinidia polygama (Sieb. et Zucc.) Planch. ex Maxim.) の自生地の立地環境と虫えい果サイズの地域間差
Forest environment of the habitat community and regional differences in the gall size of Actinidia polygama
荒瀬, 輝夫
内田, 泰三
マタタビ
虫えい果
薬用植物
標高
採集効率
木材以外の森林資源による地域振興を目指すため,本邦在来の薬用植物マタタビ(Actinidia polygama(Sieb. et Zucc.)Planch. ex Maxim.)の虫えい果について系統収集を行なった。自生地の環境を把握するとともに,虫えい果の形態,サイズ,収量の地域間差を分析した。虫えい果の収集系統数は長野県内4地域11系統,県外2地域2系統であった。県内11系統の自生地は標高520~1330m,地形は沢筋と斜面下部であった。正常果と比べ,虫えい果は2~3倍の果実重があり,果実長が抑制されて横方向に肥大する形状であった。虫えい果の平均果実重には有意な地域間差が認められたが,地域間差の主な要因は標高と考えられた。平均果実重と標高との関係は2次spline関数による回帰で説明でき,標高950m付近を境界として,標高の上昇とともに低標高域で増大し,高標高域で急激に減少した。採集効率(時間あたり採集可能数の対数階級値)を用いたところ,採集効率は平均果実重4~4.5gで最大であり,収量は最も多い系統の自生地で約500g・hr⁻¹と概算された。
Article
信州大学農学部AFC報告 7: 1-10 (2009)
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
2009-03-27
jpn
departmental bulletin paper
VoR
http://hdl.handle.net/10091/2925
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/records/11029
1348-7892
AA11845727
信州大学農学部AFC報告
7
1
10
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/11029/files/va07_01.pdf
application/pdf
1.1 MB
2015-09-25