2024-03-28T09:00:33Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00018226
2023-03-10T02:58:59Z
40:42:114:1765
多文化主義の規定要因の実証分析 : 松本市日本国籍住民調査(2014)のデータ分析を中心に
水原, 俊博
多文化共生
Multicultural Symbiosis
交流志向
Cultural Exchange
シティズンシップ
Citizenship
ナショナリズム
Nationalism
排外志向
Xenophobia
本稿は多文化主義、とくに、文化の承認、シティズンシップの承認に対する人々の意識や態度がどれほどのもので、どのような社会的要因がそうした意識や態度に影響をあたえているのかについて、社会調査データを用いて検討することを目的とする。社会的要因については、ナショナリズム、外国人・外国文化接触経験を取り上げる。扱うデータは、2014 年に長野県松本市で実施した社会調査によって収集したものである。データ分析ではまず、尺度構成によって、多文化主義については文化の承認の前提となる「交流志向」、さらに、「シティズンシップ承認志向」の2因子、ナショナリズムについては「排外志向」「純化志向」「愛国志向」の3因子を抽出した。その上で、多文化主義尺度である「交流志向」「シティズンシップ承認志向」をそれぞれ従属変数とし、社会的属性(基本属性)、外国人・外国文化接触関連の変数、ナショナリズム尺度を独立変数とした重回帰分析をおこなった。以上の分析の結果、多文化主義の意識や態度は総じて低調で、多文化主義尺度のうち、「交流志向」「シティズンシップ承認志向」いずれに対しても、「排外志向」が負の影響をあたえる一方、外国人知人数、海外渡航経験が、「交流志向」に対して正の影響をあたえていることが明らかとなった。
Article
地域ブランド研究 11: 15-26 (2016)
地域ブランド研究会事務局
2016-03-31
jpn
departmental bulletin paper
VoR
http://hdl.handle.net/10091/00018988
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/records/18226
1881-2155
AA12090334
地域ブランド研究
11
15
26
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/18226/files/Chiiki_11-02.pdf
application/pdf
2.6 MB
2016-07-08