2024-03-29T14:41:30Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00008551
2023-02-10T00:18:22Z
882:884:885:900
脳死肝移植から生体部分肝移植に切り換えた患者の看護
A case of a patient for cadaveric liver transplantation (LT),consequently requiring urgent living-related LT;evaluation from the view of nursing.
中村, 友枝
神戸, 久仁子
中村, 清子
松澤, 美穂
草深, 仁子
西澤, 尊子
脳死肝移植
生体部分肝移植
フィンクの危機モデル
臓器移植法の制定に伴い脳死患者からの移植が可能になった。脳死移植を決断した場合患者は臓器提供者が現れるまでは,待機せざるを得ない。そのため待機中の状態悪化に伴い生体部分肝移植への変更を余儀なくされる場合も生じる。今回私達は,脳死肝移植待機中に状態が急変し,やむをえず生体肝移植に変更した事例を経験した。状態悪化にともない,通常の生体部分肝移植患者より,術後の経過も難渋したため,患者は身体的苦痛のみならず,精神的にも多くの支援を必要とした。患者の心理的変化をフィンクの危機モデルに沿って分析し,看護を考察した。衝撃の段階では受容と共感が,防御的退行では患者が感情を表出できるような共感的態度を,承認の段階では患者の気持ちを受け止め家族と協力しながら精神的な安定を図ること,適応の段階では残された時間の中でやっておきたいことを見極め患者に満足感を与える援助が大切だった。
Article
信州大学医学部附属病院看護研究集録 28(1): 53-56(1999)
departmental bulletin paper
信州大学医学部附属病院看護部
1999-03
application/pdf
信州大学医学部附属病院看護研究集録
1
28
53
56
1343-3059
AA11387338
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/8551/files/Nurshing_Research28-01-08.pdf
jpn