2024-03-29T01:51:15Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011064
2023-01-26T01:45:07Z
1016:1018:1070:1079
切土のり面に植栽されたスゲ属植物5種の生長特性
Growth property of 5 Carex species transplanted on an excavation slope
荒瀬, 輝夫
内田, 泰三
切土のり面
緑化
スゲ属
生長特性
越冬
切土のり面,緑化,スゲ属,生長特性,越冬
のり面におけるスゲ属植物の緑化利用を目的として,信州大学農学部周辺に自生する陸生スゲ類5種(コジュズスゲ,タガネソウ,ヒゴクサ,ミヤマカンスゲ,アズマナルコ)を用い,切土のり面への植栽を行って生長特性を解析した。植栽は2005年6月に実施し,株数と被度を2005年10月,2006年6月,2006年11月に測定した。株数増加率と被度増加率で比較したところ,1株が大型化するもの,地下の匐枝により株数を増大させるもの,その中間というように,5種の栄養生長は大きく異なっていた。また,秋冬の越冬期について,株数でみた越冬率に対し,被度増加率は対数関数的に増加しており,現存の群落の被度を維持するためには越冬率90%以上が必要と推測された。生育期間ごとの被度の変化を分析したところ,植栽1年後ごろに被度100%に達するプロットが現れ,種間の競合が顕著になることが判明した。
Article
信州大学農学部AFC報告 5: 101-106 (2007)
journal article
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
2007-03-30
application/pdf
信州大学農学部AFC報告
5
101
106
1348-7892
AA11845727
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/11064/files/va05_11.pdf
jpn