2024-03-29T09:39:48Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011083
2023-01-26T01:27:32Z
1016:1018:1070:1081
鳥類相からみた野辺山ステーションの自然環境
Natural environment of AFC Nobeyama station from the viewpoint of birds
荒瀬, 輝夫
内田, 泰三
鳥類
ラインセンサス
植生
開度
野辺山ステーションの鳥類相について,伊那周辺の調査地と同じ手法で鳥類を調査,比較することにより把握することとした。伊那周辺では大河川の河畔から亜高山帯の森林まで,6地点を選んだ。調査法は植生の開度の記録を加えたラインセンサスとし,各調査地とも繁殖期,越冬期2回ずつ調査した。鳥類相は,優占種としては伊那周辺と類似していたが,水域の鳥類は見られず,平地から亜高山帯の鳥類が混在していた。代表的な鳥類としてはイワツバメ,モズ,カッコウ,ミヤマホオジロなど,伊那周辺で確認記録のない鳥類としてハギマシコ1種が挙げられた。野辺山ステーションの鳥類相と最も関連の強かったのは,標高の異なるますみヶ丘であり,土地利用形態の類似性が原因と考えられた。伊那周辺で認められた植生の開度と鳥類との関係は,野辺山ステーションでは崩れていた。原因として,圧倒的なサイズの群れをつくる鳥類の生息が考えられた。調査結果から,鳥類の多様性の高いエリアとして,水路のある原野2地点が指摘された。
Article
信州大学農学部AFC報告 3: 67-75(2005)
departmental bulletin paper
信州大学農学部
2005-03-15
application/pdf
信州大学農学部AFC報告
3
67
75
1348-7892
AA11845727
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/11083/files/AFCbulletin03-10.pdf
jpn