2024-03-29T14:11:11Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:02000202
2022-12-14T04:40:08Z
150:152:1787:1622419676879
乳幼児期の語彙発達 ―音象徴と言語の身体性から―
水口, 崇
制約論
アフォーダンス
ダイナミック・システムズ
ソビエト心理学
乳幼児期の語彙発達は急速に驀進する。その基礎メカニズムの解明には数多の研究が行われてきた。Markman, E.の制約論もその一つである。制約論の着想は,Rosch, E.の概念形成の理論が礎となっていた。その点を踏まえ,幾つかの異なる視座からアプローチする必要性を指摘した。また,語彙発達を縦断的かつ微視的に観察した研究を例示した。事物の慣用操作に至る以前,擬態語の産出,事物名称の獲得過程とその発達の重層性について論議した。加えて,社会的相互交渉を通して,慣用操作や事物名称という文化が成立することを論じた。以上から,語の基底に身体活動が位置付いていること,語彙発達のメカニズムを解明するには,状況や対話の役割を踏まえた研究が必要であることを指摘した。
Article
信州心理臨床紀要 20 : 149-164(2021)
departmental bulletin paper
信州大学大学院総合人文社会科学研究科心理教育相談室
2021-06-01
application/pdf
信州心理臨床紀要
20
149
164
2436-326X
AA12224791
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/2000202/files/Annu_Lett_Clin_Psychol_Shinshu20-9.pdf
jpn
©2021 本紀要の著者権は著作者に属する。