2024-03-28T17:38:47Z
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/oai
oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:02001404
2023-03-29T01:11:10Z
1016:1018:1070:1679895661981
群馬県西毛地域における森林内のシュウカイドウ群落について
Begonia grandis populations in forest communities in the Seimo Region, Gunma Prefecture, Japan
荒瀬, 輝夫
シュウカイドウ
西毛地域
スギ人工林
林床
崖地
hardy begonia (Begonia grandis Dryand.)
Seimo Region
Japanese cedar forest
forest floor
cliff
シュウカイドウは江戸時代初期(17世紀)に渡来した中国原産の多年生植物である。本研究では,森林内のシュウカイドウ群落の成立状況を把握するため,群馬県西毛地域において群落の探索を行い,植生断面調査と植物相調査を行った。その結果,4つの調査地点を設定でき,標高は410~560 m の低山帯,植生はスギ人工林と畦畔林の林床植生または崖地の懸崖植生であった。群落内の生態的地位は林床ではタマアジサイ,懸崖植生ではイワタバコに相当するものと見受けられた。各調査地で25~50種,全体で89種の維管束植物が確認され,多くは森林性の野生植物で,帰化植物はシュウカイドウを除き2種であった。ただし,調査地周辺には,カキノキなどの栽培植物も確認された。また,地域の市町村誌や植物誌などの文献から,1960年代には逸出・帰化していたことが読み取れた。
Article
信州大学農学部AFC報告 21 : 43-51, (2023)
departmental bulletin paper
信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター
2023-03-31
application/pdf
信州大学農学部AFC報告
21
43
51
2433-8877
AA1291835X
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/record/2001404/files/AFC21-5.pdf
jpn