@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010475, author = {下里, 剛士}, issue = {1-2}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Mar}, note = {免疫刺激性オリゴヌクレオチド(ISS-ODN)の構造と免疫刺激活性に関する研究は,主にCpG周辺領域を含めた1次構造からのアプローチがほとんどである。そこで,著者らはCpG 配列を含まない免疫刺激性配列,AT モチーフを用いて免疫刺激活性と構造相関の詳細を検討した。まずLactobacillus gasseri OLL2716株のゲノム情報よりAT コア配列を網羅的に検索したところ,強い免疫刺激性ATODN(LGAT-243)を見出した。そこで280種のAT-ODN を用いた2次構造解析によるアプローチを行ったところ,免疫刺激活性にはループ構造が必要であり,とくに6塩基ループが高い免疫刺激活性をもつことがわかった。さらに,CpG2006(ヒト型モチーフを含み強い免疫刺激性を有するODN)とLGAT-243の塩基置換型ODN の免疫刺激活性をヒト末梢血単核球からのIL-12p70産生能を指標として検討した結果,ループからステム内に5’-TTTT-3’構造をもち,ステムの部分に5’-CG-3’構造がある場合,より強い免疫刺激活性を示すことがわかった。これまでCpG の両サイドの塩基配列を基準とする1次構造より考えられてきた免疫刺激性の構造相関に関する知見とは別に,本研究成果は,2次構造からのアプローチにより,CpG および非CpG ODN の免疫刺激性における構造特性について新たな理論の展開に?がるものである。, Article, 信州大学農学部紀要. 46(1-2): 1-5 (2010)}, pages = {1--5}, title = {免疫刺激性オリゴヌクレオチドの2次構造特性}, volume = {46}, year = {2010} }