@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010499, author = {松本, 定}, issue = {1-2}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Mar}, note = {Proceedings of Shinshu University International Symposium 2012 “Sustainable Coexistence with Forest - Dietary Usage of Wild Plants and Agriculture in Bhutan -”, ブータンのシダ植物誌のため,2005年2月27日から6日間,西ブータンを中心に3ヶ所158点,および2007年3月28日から7日間,東ブータンを中心に135点収集した。また東京大学調査隊(1967年)標本585点の再同定を行い,チェックリスト作成中である。この過程でテンリュウヌリトラノオAspleium shimuraeとクマヤブソテツCyrtomium microindusiumを見出し,ブータン新産であった。これらはそれぞれ近縁種のヌリトラノオAsplenium normaleとヒロハヤブソテツCyrtomium macropyllumと混同されていた。また単葉の変わったシダAsplenium delavayiもブータン初記録であった。植物民俗学的知見として,食用によく知られるランダイワラビPteridium revolutumやクワレシダDiplazium esculentumだけでなく,オニヒカゲワラビに近縁なD. maximaやオオイシカグマMicrolepia speluncaeまたはそれらの近縁種が多量に利用されていた。これらは牛など家畜に食べられずに小規模であるが放牧地植生として発達し,特にランダイワラビやイシカグマの仲間は渋みや苦味が強く熱処理料理で食用にされている。また東ブータンにおいてミズスギLycopodium cernuumを使った大臣訪問休憩所の緑門(歓迎門)に出会い,近縁のヒカゲノカズラを含めた,東アジアに広く分布する装飾文化をブータンでも見出した。, Article, 信州大学農学部紀要. 45(1-2): 55-65 (2009)}, pages = {55--65}, title = {ブータンのシダ植物調査}, volume = {45}, year = {2009} }