@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010579, author = {佐藤, 幸雄}, issue = {1}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Sep}, note = {ニホンスモモにおけるさし木繁殖の可能性について検討するため,展葉した前年生の枝(2年生枝)を採取し,展葉期の5月上,中旬にさし木実験を行った。1.さし穂基部をIBA(インドール酪酸)の0または1,000ppm溶液に浸漬し,用土を異にする4種類のさし床にさし木した。その結果,ピートモスと鹿沼土(3:2)の混合区のIBA1,000ppm処理が最もすぐれ,いずれの品種も90%以上の高い活着率を示した。2.IBAの適正処理濃度を知るため,0~4,000ppmの処理区を設けたところ,0及び500ppmで100%の発根率を示し,それより濃度が高まるにつれてしだいに低下した。しかし発根数はIBA濃度の増加にともなって増大した。3.さし穂1本当りの芽数に関する調査では,展葉した芽を全部除去した区は全く活着しなかったが,それ以外の区では芽数に関係なく100%活着した。ただし発根数及び生長量は,芽数が多いほど増加した。4.さし穂の摘葉処理の影響は明らかで,無摘葉区が100%発根したのに対して半摘葉区では75%,さらに全摘葉区ではわずか11%であった。5.さし穂の採取部位については,枝の先端部の発根率は若干低かったが,中央部及び基部との間に大差は認められなかった。, Article, 信州大学農学部紀要. 34(1): 19-24 (1997)}, pages = {19--24}, title = {展葉枝ざしによるニホンスモモ(Prunus salicina Lindl.)の台木繁殖}, volume = {34}, year = {1997} }