@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010583, author = {馬場, 多久男 and 伊藤, 精晤}, issue = {2}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Mar}, note = {草地景観は採草・放牧の利用が停止することにより植生遷移が進行し,森林へと変化して行く。農家の原野利用と家畜飼育の戦後の急速な衰退は広く見られていた草地景観を喪失させた。一方,観光利用が増大した地域では八ヶ岳山麓を例に取るように放牧地の草地景観は観光資源として新たな価値を見出している。信州大学野辺山施設は八ヶ岳山麓の一角にあり,放牧・採草,原野の草地景観が見られ,数年前より,放牧停止による草地景観の変化が見られる。ここで,放牧と放牧を停止した草地景観の変化と草地景観の適切な管理を検討するための実験的放牧を行い,植生調査を行った。この結果,牛の過放牧による在来草地の構成種の衰退が見られた所は,放牧の停止により在来草地の構成種の回復が見られたが,裸地化した所では帰化植物が繁茂し,在来草地の植生の回復はあまり進まない状態が把握された。放牧停止により変化の生じた草地に羊を再放牧することによって繁茂した帰化植物から被食され,放牧が帰化植物の繁茂を抑制することが把握された。同時に,適正な放牧によって安定した草地の植生を比較することによって,家畜導入による草地景観管理のための基礎を明らかにした。, Article, 信州大学農学部紀要. 34(2): 59-66 (1998)}, pages = {59--66}, title = {野辺山高原における放牧・採草とその停止による草地景観管理の考察Ⅰ : 放牧停止及び再放牧による草地の変化}, volume = {34}, year = {1998} }