@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010610, author = {佐々木, 邦博}, issue = {2}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Dec}, note = {本研究は地方分権化政策が進められたフランスの地方都市における緑地の現状とその政策を探り,特色を考察することを目的とする。現在フランスでは緑地政策は完全に市に委ねられている。対象とした都市はマルセイユ,ディジョン,オルレアン,レンヌの4都市であり,いずれも緑地の整備に力を入れていることで知られている。 調査の結果,次のことが明らかとなった。共通している点は各都市が緑地面積の増加を体系的に計っていること,土地の歴史性を尊重し,活かしたデザインを用いていること,生態系を考慮していることであり,さらに緑地が不足しているマルセイユをのぞいて,緑地そのものを捉え直す気運が高まっていることが上げられる。 また一方で都市により異なる点だが,緑地を担当する行政組織の名称及び緑地のカテゴリー区分が上げられる。各都市による緑地の認識の差がここに表れている。また生態系の保全に関してもその姿勢が都市により異なっている。その結果,各都市は緑地に関しても次第に個性化が進むことが想定され,地方分権化政策の一つの果実と判断されるのである。, Article, 信州大学農学部紀要. 31(2): 87-95 (1994)}, pages = {87--95}, title = {フランス地方都市の緑地の現状と政策の特色}, volume = {31}, year = {1994} }