@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010612, author = {吉田, 元一 and 鈴木, 茂忠 and 小野, 珠乙}, issue = {2}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Dec}, note = {中央高速道路開通により生息地が分断された7地点を選び,そこに生息するアカネズミ集団の形態学的ならびに遺伝学的差異を調べ,高速道路設置が野生小型哺乳類に及ぼす影響について検討した。その結果,次のことが明らかになった。1.すべての調査地でのアカネズミの捕獲数から,雄が雌より多く捕獲された。また,高速道路で分断された人家側の調査地では山麓側より捕獲数が少かった。2.心臓などの主要臓器重量には分断された両地域に生息するアカネズミ集団の間で差異は認められなかった。3.AkpおよびIdhの酵素・蛋白型の出現頻度では,調査したうちの2地点で,分断された両地域のアカネズミ集団の間に差異があると思われた。4.染色体数の型(2n=48,47および46)の出現頻度では分断された両地域のアカネズミ集団間では差異がなく,染色体レベルでは差異がないと思われた。5.これらのことから,高速道路開通が野生アカネズミの集団に影響を与えていることが明かにされた。, Article, 信州大学農学部紀要. 31(2): 109-124 (1994)}, pages = {109--124}, title = {高速道路により分断された地域のアカネズミの形態・遺伝学的差異}, volume = {31}, year = {1994} }