@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010648, author = {森本, 尚武 and 棚橋, 規雄}, issue = {2}, journal = {信州大学農学部紀要}, month = {Dec}, note = {近縁な2種ナガメとヒメナガメの温度―発育関係から,両種の発育零点と有効積算温度を求めた。また伊那地方の気象データーを基にして,有効温量を計算し,当該地域での両種の年間世代数の推定を行い,野外で観察された両種の世代数との整合性についての考察を試みた。1. 発育零点は卵期は両種とも同じであったが,幼虫期および産卵前期間ともにナガメの方がヒメナガメに比べてわずかに低かった。2. 有効積算温度はそれぞれのステージでヒメナガメの方がナガメより小さい値となり,卵から成虫に至るまでの値は両種間で55.2日度の差があった。3. 両種ともに4月下旬~5月初旬に越冬成虫によって産卵されたと仮定して,両種ともに年間2世代は十分完了できることになる。しかし,ヒメナガメでは温度が許せば十分3世代以上を完了できるものと考えられる。 したがって,室内実験によるこれらの結果はMORIMOTO et al. (1991)が野外で観察した,原則としてナガメは年間2世代,ヒメナガメは3世代という結果を十分裏づけるものと考えられる。, Article, 信州大学農学部紀要. 28(2): 63-68 (1991)}, pages = {63--68}, title = {近縁な2種ナガメとヒメナガメの発育零点と有効積算温度}, volume = {28}, year = {1991} }