@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010938, author = {瀧井, 暁子 and 泉山, 茂之}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {2014年秋季,長野県中信地域では里地へのツキノワグマの大量出没が発生し,捕殺数が2006年以降,最大となった。しかし,長野県ではこのような大量出没年におけるツキノワグマの行動を明らかにした事例はこれまで報告されなかった。本研究では,2012年9月に松本市西部の水殿ダムで捕獲された成獣オス1頭(捕獲当時8歳)について,2014年10月に松本市梓川で捕殺されるまでの約2年間の個体追跡から得られた利用場所および環境利用の変化を調べた。この成獣オスの秋季の利用場所や環境利用は,2012~2014年の3年間でそれぞれ異なっていた。2014年秋季は過去2年間で最も利用標高が低く,これまで利用されなかった里地に接近していた。この成獣オスの行動は,秋季の食物資源の不足によるものと推測された。今後も秋季の食物資源の少ない年には再び大量出没がおきる可能性があるため,ツキノワグマの里地への接近を未然に防ぐためには,移動経路となる河畔林を遮断するような環境整備が必要と考える。, Article, 信州大学農学部AFC報告 13: 99-105 (2015)}, pages = {99--105}, title = {大量出没年に長野県松本市で捕殺されたツキノワグマ成獣オスの環境利用の変化}, volume = {13}, year = {2015} }