@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010970, author = {大森, 悠紀 and 江田, 信豊 and 江田, 慧子 and 中村, 寛志}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {本研究は愛知県瀬戸市海上町にある海上の森においてチョウ類のトランセクト調査を行い,チョウ類の群集構造を明らかにし,Simpsonの多様度指数や環境階級存在比ER,グループ別RI指数などの指標を用いて海上の森の環境評価を行った。トランセクト調査は2012年4月10日から10月27日まで14回実施した。その結果,8科51種860個体のチョウ類を確認した。51種の中には愛知県で準絶滅危惧種に指定されているギフチョウLuehdorfiaw japonica とオオムラサキSasakia charonda が含まれていた。海上の森の種構成は里山性のチョウ類の割合が最も高く,全体の47.1%を占めた。海上の森の優占上位5種は生息区分が里山以外である,キタキチョウEurema mandarina,クロヒカゲLethe diana,ヒメウラナミジャノメYpthima argus,ヤマトシジミZizeeria maha,コチャバネセセリThoressa variaであった。EI指数は100となり,海上の森の環境は良好な林や草原のような多自然と判定した。環境階級存在比ERは,里山のような非定住利用段階asの値が最も高くなった。しかし,それと同時に農村段階rs,都市段階usの値も高かった。グループ別RI指数においては,里山の値が最も低くなった。トランセクト調査のデータをもとに行った複数の解析の結果から,海上の森の環境を総合的に評価すると,里山性チョウ類の種数は多いが,必ずしも良好な里山環境ではないと評価された。, Article, 信州大学農学部AFC報告 11(1-2): 37-45(2013)}, pages = {37--45}, title = {愛知県の海上の森におけるチョウ類の群集構造と環境評価}, volume = {11}, year = {2013} }