@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00010996, author = {尾﨑, 絵理 and 江田, 慧子 and 中村, 寛志}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {絶滅危惧種であるミヤマシジミの効率的な飼育方法を確立するために,2011年に2つの方法による成虫からの採卵と,卵,幼虫,蛹を16L8D の日長,15,20,25,30,33℃の温度条件で飼育を行い,その結果から飼育方法の有効性を評価した。採卵は野外ケージ法では1日1雌当たり平均17卵,リシャール法では平均11.2卵であった。リシャール法は天候に左右されずに採卵できたが,白熱電球で強制的に産卵させる装置であるため母蝶が傷つき易かった。幼虫の齢期によって飼育シャーレの大きさと幼虫密度を変えて飼育すると,幼虫の死亡率は低かった。餌のコマツナギの新葉の枝に水を含ませた脱脂綿をつけ,その上にアルミホイルさらにパラフィンフィルムを巻く方法によって,新鮮な食草を効率的に給餌できた。卵から成虫までの発育日数は30℃までは,温度が高くなるに伴い短くなったが,33℃では長くなった。餌の新鮮さと発育速度から,ミヤマシジミの飼育温度は25℃が最適と判断された。交尾は放蝶による自然交配とケージペアリング法を試み,前者では1日に3ペアの交尾を確認したが,後者では6日間で1ペアが交尾したのみであった。ミヤマシジミの累代飼育には,人為的な交尾技術を確立することが重要な課題である。, Article, 信州大学農学部AFC報告 10: 153-159(2012)}, pages = {153--159}, title = {絶滅危惧種ミヤマシジミの飼育方法について}, volume = {10}, year = {2012} }