@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011022, author = {泉山, 茂之}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {ニホンザルによる農林業被害の軽減のため,有害捕獲による捕殺が実施されてきたが,捕殺を続けても農林業被害は軽減されていない。北アルプス個体群において,有害鳥獣駆除による群れ個体の捕殺が,対象群や隣接して生息する群れに対しどのような影響を与えているのか調査した。この結果,大型捕獲檻による捕獲方法では,群れ個体の全滅は困難で,捕獲檻を回避し学習が強化された個体が残存する。捕殺による群れサイズの縮小は,群れの行動圏の縮小を引き起こし,群れの狭い地域への定着につながり,農業被害が継続することになる。さらに,捕殺対象群の行動圏の縮小が起因となり,隣接群の行動圏の変化を誘発し,新たな加害群を創出する。このため,ニホンザルの農林業被害の軽減のためには,有害鳥獣駆除にたよった対策の実行のみでは難しく,さまざまな対策を組み合わせた複合的,かつ総合的対策の実施が必要である。, Article, 信州大学農学部AFC報告 8: 51-56 (2010)}, pages = {51--56}, title = {有害鳥獣駆除による捕殺がニホンザル個体群に与える影響}, volume = {8}, year = {2010} }