@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011025, author = {小林, 元}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {スギ人工林の二酸化炭素吸収量を光合成法によって試算した。樹冠の光合成量は始め,積算葉面積指数が増加するにしたがって直線的に増加し,その後,徐々に増加が小さくなり,積算葉面積指数が6.24m2m-2の時を境として増加から減少へと転じた。吸光係数を0.51とした本計算では,このときの相対光強度は4.17%で,一般に知られるスギ閉鎖林下における相対光強度と近い値であった。積算葉面積指数が6m2m-2のときの収量比数を1と仮定し,間伐による樹冠の光合成量の低下を試算した。その結果,樹冠の光合成量は収量比数0.8まで間伐する密仕立てでは3%とほとんど低下せず,0.7まで間伐する中庸仕立てで6%,0.6まで間伐する疎仕立てでも12%の低下に止まることが判明した。林業経営を目的とした通常の間伐範囲では,葉量の減少に伴う樹冠の光合成量の低下は小さく,森林の二酸化炭素吸収の公益的機能はほとんど損なわれないといえる。, Article, 信州大学農学部AFC報告 8: 77-80 (2010)}, pages = {77--80}, title = {スギ人工林の二酸化炭素吸収量におよぼす間伐の影響:光合成法による評価}, volume = {8}, year = {2010} }