@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011034, author = {久馬, 忠 and 齋藤, 治 and 佐藤, 友 and 家城, 太一}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {近在のビール製造事業所から排出される地ビール粕の貯蔵性を確保して飼料利用を進めるため,地ビール粕に原物重量の5%のビートパルプ添加を添加して500リットル角型コンテナに詰め込み,2ヶ月以上常温で密封保存して地ビール粕サイレージ(BS)を調製した。BSの飼料価値は,飼料成分,発酵品質および消化率を調べて評価した。さらに,BSを黒毛和種去勢牛の肥育用飼料として利用するため,肥育全期間にわたって濃厚飼料の約30%を代替する飼料設計で12ヵ月齢から30ヵ月齢まで肥育し,増体,枝肉成績などを調べた。BSの飼料成分は,およそCP22%,NDF50%を含み,高タンパク質で繊維質も多く含まれていた。BSの発酵品質は,pHが約3.7,乳酸を約1.8%(原物中)を含み,VBN(揮発性塩基窒素)の少ないほぼ良質なものであった。しかし,開封後は夏で3日,冬でも7日程度でカビの発生が認められたので開封後は冷蔵室で保存する必要があった。ヤギの消化試験によるTDNとDCPは約67%,19%であった。肥育試験の結果,BSを給与した肥育牛の全期間の増体量,飼料要求率,TDN要求率は,濃厚飼料で肥育したそれらとほぼ同じであった。また,BSを給与した肥育牛では枝肉重量と枝肉歩留りがやや劣ったが,枝肉等級はすべてA2の評価であった。以上のことから,地ビール粕はサイレージ化することで安定した貯蔵が可能であるが,開封後の好気的変敗が起こりやすいこと,BSは肥育牛の飼料として濃厚飼料の一部を代替することができ,枝肉品質にも特別な悪影響はないものと判断された。, Article, 信州大学農学部AFC報告 7: 47-53 (2009)}, pages = {47--53}, title = {地ビール粕サイレージの発酵品質と黒毛和種去勢牛の肥育試験}, volume = {7}, year = {2009} }