@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011035, author = {泉山, 茂之 and 白石, 俊明 and 望月, 敬史}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {北アルプスに生息する,ツキノワグマ(Ursus thibetanus)の個体群の現況を把握するため,28個体(オス12,メス16)を捕獲し行動生態調査を実施した。追跡個体の平均年齢は5.1才(SD±2.82),総追跡期間は,1999年6月28日から2006年8月24日までの約7年,定位位置総数は1,800点,追跡個体の平均定位位置数は64.3(SD±41.21)であった。最外郭法による行動圏面積は4.2km²から112.5km²と個体により大きな差があった。各個体の行動圏は,直線距離で北側へ14km,南側に26km,北アルプスの奥山に向け15kmの半円状に広がっていた。行動圏面積の平均はオスが42.4km²,メスが15.9km²であり,オスの方が有意に広かった。追跡個体の定位位置の標高は640~2,200mであり,耕作地から亜高山帯までの生息環境を含んだ。追跡個体のうち3頭が耕作地に出現し,農業被害を引き起こしたことが原因で有害捕獲により捕殺された。季節的な環境利用の違いから,耕作地利用がなく亜高山帯を利用する個体をAlpine type,耕作地利用,亜高山帯利用ともなう個体をNatural type,亜高山帯利用がなく,耕作地を利用する個体をRural typeに分類された。, Article, 信州大学農学部AFC報告 7: 55-62 (2009)}, pages = {55--62}, title = {北アルプスに生息するツキノワグマ (Ursus thibetanus) の季節的環境利用}, volume = {7}, year = {2009} }