@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011046, author = {江田, 慧子 and 浜, 栄一 and 中村, 寛志}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {本研究は長野県伊那谷にある萱野高原と大芝高原においてチョウ類群集の季節変動や種構成明らかにするとともに,チョウ類群集を使ってこの2つの地域の環境評価をおこなった。調査は2007年4月29日から11月7日までの期間に,萱野高原と大芝高原それぞれで14回のトランセクト調査を行った。その結果,萱野高原では8科54種464個体が,また大芝高原では5科14種93個体が確認された。萱野高原の種構成は,里山性のチョウ類の割合が44.4%で最も高く,また里山性と高原性のチョウ類で約73%を占めた。大芝高原では河畔・郊外性のチョウ類の割合が42.9%と最も高く,高原性と里山性のチョウ類の割合が低かった。萱野高原の上位優占3種は,ミドリヒョウモンArgynnis paphia,ミヤマセセリErynnis montanus,クロヒカゲLethe dianaで,また大芝高原においては,キタキチョウEurema mandarina,ジャノメチョウMinois dryas bipunctata,ホシミスジNeptis pryeriであった。萱野高原でのSimpsonの多様度指数の値は,大芝高原より3倍程高かった。EI指数は萱野高原で124となり,「良好な林や草原」と判定され,大芝高原は31となり,「住宅地」と判定された。また環境階級存在比(ER)による環境評価では,萱野高原では里山といった環境の2次段階と評価され,大芝高原では採草地や農村といった環境の3次段階と公園緑地や住宅といった環境の4次段階の値が高かった。またグループ別RI指数の結果から,萱野高原では天竜川支流の小黒川や大泉川流域の里山地域の環境と類似していることが明らかになった。, Article, 信州大学農学部AFC報告 6: 33-43 (2008)}, pages = {33--43}, title = {長野県の萱野高原と大芝高原におけるチョウ類群集の季節変動と環境評価}, volume = {6}, year = {2008} }