@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011075, author = {神, 勝紀 and 河西, 多恵 and 富田, くるみ and 望月, 真人}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {植物乾留抽出液(以下,DDH)がネコの糞臭低減に及ぼす影響を調査した。DDHは1日1個体当たり100μlになるように,乾燥キャットフードに染み込ませて13日間にわたって成メスネコ4頭に投与した。糞サンプルは排泄直後(1分以内)のものとし,DDHの投与前,投与開始後3,7および13日目,さらに投与停止後3, 8, 15および40日目に回収した。分析は,糞のにおい強度,および糞中のアンモニアと揮発性脂肪酸 (VFA)の含量について行った。 DDHの投与によって,糞のにおい強度は増加,糞中の腐敗・悪臭成分であるアンモニアの含量は減少する傾向があったが,いずれも有意ではなかった。VFAとして,酢酸,プロピオン酸,イソ酪酸,酪酸,イソ吉草酸,吉草酸が糞から検出された。量的には酢酸が最も多く,イソ吉草酸が少なく,イソ酪酸はきわめて微量であった。測定したVFAのうち,DDHの投与によって有意な変化を示したのは酢酸とプロピオン酸であり,両者とも投与中に増加し,中止後15日目まで高い値を維持した。これはDDHの投与によって腸内発酵が促進されたことを示唆している。以上から,DDHはネコの糞臭低減には効果的でないが,腸内細菌叢を改善する可能性があることが示された。, Article, 信州大学農学部AFC報告 3: 7-10(2005)}, pages = {7--10}, title = {植物乾留抽出液がネコの糞臭に及ぼす影響}, volume = {3}, year = {2005} }