@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011078, author = {辻井, 弘忠 and 末成, 美奈子}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {エゾシカ幼角抽出エキスがin vitroにおいて癌細胞増殖抑制効果を示すことを,以前の研究で示した。本研究は,エゾシカ幼角抽出エキスがin vitro及びin vivoにおいて抗腫瘍活性に及ぼす影響を調べることを目的として以下の実験を行った。 実験1:化学発癌剤(N-Nitrosodimethylamine)で悪性化させた正常マウス胎児細胞に,エゾシカ幼角抽出エキス10μg/mlを添加することで,マウス胎児細胞の細胞増殖を阻害することなく,エゾシカ幼角抽出エキスが化学発癌剤による発癌抑制効果を示すことが判明した。 実験2:肉腫細胞の移植によって癌化させたマウスに,エゾシカ幼角抽出エキスを癌発症後8日間経口投与することで,エゾシカ幼角抽出エキスが,肉腫形成や臓器肥大化に対して抗腫瘍活性を示すことが判明し,発癌に対する治療効果がみられた。 また,エゾシカ幼角抽出エキスを癌移植前8日間経口投与することでも同様の抗腫瘍活性を示したことから,エゾシカ幼角抽出エキスには発癌に対する予防効果もみられた。 これらのことから,エゾシカ幼角抽出エキスはin vitroとin vivo)の両方において抗腫瘍活性を示した。これらのことから,発癌に対して治療効果と予防効果の両方を有していることがわかった。, Article, 信州大学農学部AFC報告 3: 23-32(2005)}, pages = {23--32}, title = {エゾシカ幼角抽出エキスが抗腫瘍活性に及ぼす影響}, volume = {3}, year = {2005} }