@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011212, author = {YAGAI, Haruhiko and SUGAHARA, Satoshi}, journal = {信州大学農学部演習林報告}, month = {Oct}, note = {カナダは自然環境に恵まれており,経済の面でも自然に依存するところが大きい国である。そのようなカナダの人の森林意識を調査し,国際比較することを本研究の目的とした。カナダにおいての調査地はヴァンクーバーとロッキー山中のネルソンとであった。カナダでの調査結果をドイツ(フライブルク)・フィンランド(ヘルシンキ)・日本(旭川)での結果と比較して,次のようなことが言えた。・カナダでもハイキソグが好ましいスポーツとして選ばれたが,スキーやキャンプといった間接的に森林と関わるスポーツがカナダでは多く選ばれた。・森林内の散策を好む人は,ヨーロッパと同じように,カナダでも高かった。・ドイツでは林業の歴史を反映して「人手の加わった自然」が好まれたのに対して,カナダではフィンランドと同じように,「人手の加わらない自然」を好む人が多かった。なお,本研究によって,カナダではほとんどの人が何らかの形で森林環境と深く関わっており,それも日常的に関わっていること,そして,その関わり方はそれぞれに異なっており,一様的な関わり方でないことが明らかになった。そして,自分たちの森林環境をうまく生活の一部に取り入れながら,生活を豊かにし,楽しもうという,いわゆる「自然との共存」の思想が,各人の森林意識の根底に流れていることを知ることができた。森林環境と深い関わりをもっているカナダの人たちの森林意識は,世界的な森林環境問題を解決していくにあたって,大きな力になり得るものと思われた。, Article, 信州大学農学部演習林報告 29: 1-11(1992)}, pages = {1--11}, title = {THE ATTITUDE TOWARD NATURE IN CANADA}, volume = {29}, year = {1992} }