@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011279, author = {重松, 頼生}, journal = {信州大学農学部演習林報告}, month = {Oct}, note = {引張あて材の肉眼的識別の可能性を明らかにするため,とくにブナおよびミズナラ引張あて材の肉眼的特徴,主として絹糸状光沢が出現する現象を調べ,それに関連する組織を顕微鏡的に観察し,これら両者を比較検討した。得られた結果の要約はつぎのとおりである。1.絹糸状光沢は生材時に鋸断した場合,鋸断方向にかかわらず引張あて材部に現われるもので,気乾状態において一層明瞭になる。しかし生材,気乾状態で鉋削すると必ずしもその特徴が現われない。2.絹糸状光沢を呈する部位にはゼラチン繊維,すなわちゼラチン層が多量に分布している。換言すると,引張あて材部の毛ば立ちにおけるゼラチン層の分布状態にもとついて絹糸状光沢が現われるものである。3.絹糸状光沢は明らかに引張あて材の肉眼的特微の一つである。そして,ゼラチソ層の分布が非常に少ないきわめて軽度の引張あで材までは識別できないが,この肉眼的特徴によって大方の引張あて材を適格に識別できる。, Article, 信州大学農学部演習林報告 12: 17-31(1975)}, pages = {17--31}, title = {ブナおよびミズナラ引張あて材の肉眼的特徴とその顕微鏡的性質}, volume = {12}, year = {1975} }