@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011284, author = {島崎, 洋路 and 高橋, 祐吉}, journal = {信州大学農学部演習林報告}, month = {Nov}, note = {現存する20~50年生のヒノキ林を対象として,ヒノキの自然的樹形解析を試み,その結果にもとづいて良質ヒノキ材生産のための施業法について検討した。その結果を要約すると次のようである。1 ヒノキの自然的樹形1)樹冠形は地位や林分密度にかかわりなく,ほぼ一定の円錐状をなしていた。2)生枝数はおよそ100本前後で,その70~80%が相端から3~4mの間に付いていた。3)薬の着生量は樹冠長の中央付近で最大値を示し,樹冠の上下に向かってほぼ正規分布型の葉量配分がなされていた。4)樹冠の長さは林分密度に応じてほぼ一定しており,したがって枝下高は樹高と密度に応じた樹冠長との差として表わされた。5)樹高と林分密度が規定されれば,樹幹形はほぼ定まり,また胸高直径を測定することによって,上部直径もおよそ推定することができる。2良質ヒノキ材生産のための施業法1)樹高が5~6mに達するまでの林分密度は2,500~3,000本/haとし,1~1.5mの高さまで下枝払いしておく。2)樹高が5~6mに達したとき,第1回目の枝技ちをおこない枝下高を2~2.5mとし,同時に生長・形質の不良木を整理して生立本数を2,000~2,500本/haとする。3)樹高が8~10mに達したとき,第2回目の枝打ちによって枝下高を4~5mとし,伐期までに林分密度が1,500~1,600本/haとなるように間伐をおこなう。結果として樹高が14mに達した頃,無節の柱材の1丁取りが可能となる。4)無節の柱材を2丁取りするためには,樹高が11~13mに達したとき第3回目の枝打ちをおこない,枝下高を7~8mとする。, Article, 信州大学農学部演習林報告 10: 9-35(1973)}, pages = {9--35}, title = {ヒノキ林施業のために}, volume = {10}, year = {1973} }