@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00011298, author = {菅原, 聰}, journal = {信州大学農学部演習林報告}, month = {Aug}, note = {森林風致はきわめて多様的であり,従来のように単に美的基準のみで論じるだけでは,その真の解明はできないであろう。森林風致を森林における全感覚的な体験であるというように考える立場から,森林風致を解析する方法についての一提案を行なった。そして長野県上伊那郡南箕輪村におけるアカマツ林において森林解析を行ない,アカマツ林の風致を次のようにとらえることができた。1)アカマツ林の風致はきわめて多様的であり,同一林分でも時間・季節によってまったく異なったものになり得る。2)アカマツ林の風致は林齢の増加とともに変化するが,老齢になるにつれて,より多様的になる。3)この林齢に伴うアカマツ林の風致の変化は,おもにその下生植物によって影響されるのであり,草本型→木本低木型→木本亜高木型という林床型遷移によってもたらされる。4)高密度で管理されたアカマツ林は低密度で管理された森林に比べると,より単調になりやすい。5)アカマツ林の風致は林内と林縁とで異なり,林縁部の方がより多様的である。このような森林解析は,森林の風致的施業を行なうための基礎となるのであり,これなくしては正しい風致林施業は行なえないと考えられる。, Article, 信州大学農学部演習林報告 6: 11-28(1969)}, pages = {11--28}, title = {ミクロ的風致視点からの森林解析}, volume = {6}, year = {1969} }