@techreport{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00014265, author = {野村, 泰志}, month = {Mar}, note = {フラーレンおよびカーボンナノチューブ(以下フラーレン類と総称)は、分子全体に拡がった・電子ネットワークを持つことから、その特徴を生かした機能性材料への応用が期待されている。そのため、様々な種類のフラーレン類の諸物性に関する研究が、実験と理論の両面から盛んに行われている。一般に、分子の光学的および電気的特性はその分子の電子状態の性質が強く反映されることから、本研究では、いくつかの種類のフラーレン類の電子状態を理論的に解析することにより、それらの光学特性を検討し、機能性材料の分子設計のための知見を得ることを目的とする。そのためには、フラーレン類の種類(構造)に注目し系統立てた検討が有効と考えられる。本研究では、アームチェア型の筒状構造を持つフラーレン類の電子構造や光学特性に対して、そのチューブの長さや口径がどのような影響を与えるか、の検討を行った。そのようなアームチェア型フラーレン類の一種である分子群C60tl0n (筒状フラーレンと呼称)に関しては、HOMO-LUMOギャップのチューブ長依存性に周期性が現れることが知られているが、それとの関連性についても考察する。また、筒状フラーレンの中でも最小の分子でもあるC70においては、高圧条件下で、ポリマーや二量体が生成される乙とが報告されている。その二量体の構造については詳細な検討がなされており、キャップ部分での[2十2]環状付加体であるとされている。さらに、これまでの検討によると、そのキャップ部分でのπ電子環境は、全てのC60tl0nに対して共通であることがわかっている。従って、C70よりも大きなサイズの筒状フラーレンでも同様な二量体の生成が期待される。そとで、本研究では、その生成の可能性を検討するとともに、その場合の安定構造と電子構造を明らかにするのを目的とする。, Article, 文部科学省2 1世紀COEプログラム「先進ファイバー工学研究教育拠点」研究成果報告書13:177-178(2007)}, title = {15-4-6 : 光学的および電気的諸機能を持つ巨大分子の分子設計}, year = {2007} }