@techreport{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00014384, author = {野村, 泰志}, month = {Mar}, note = {フラーレンおよびカーボンナノチューブは(以下フラーレン類と総称)は、分子全体に拡がった7t一電子ネットワークを持つことから、その特徴を生かした機能性材料への応用が期待されている。そのため、様々な種類のフラーレン類の諸物性に関する研究が、実験と理論の両面から盛んに行われている.一般に、分子の光学的および電気的特性はその分子の電子状態の性質が強く反映されることから、本研究では、いくつかの種類のフラーレン類の電子状態を理論的に解析することにより、それらの光学・電気的特性を検討し、機能性材料の分子設計のための知見を得ることを目的とする。そのためには、フラーレン類の種類(構造)に注目し系統立てた検討が有効と考えられる。これまで報告者は、アームチェア型の筒状構造を持つフラーレン類の電子状態に関する研究を行い、種々の励起エネルギーに対して、簡長に関しての周期性があることを示し、あわせて、周期性の起源を明らかにしてきたoそのようなフラーレン類のうち筒状フラーレンC60.1Onの一種であるC70において、高圧条件下で、ポリマーや二量体が生成されることが報告されているoその二量体の構造については詳細な検討がなされており、キャップ部分での[2+2]環状付加体であるとされている。筒状フラーレンの電子構造についてのこれまでの報告者の検討により、そのキャップ部分での¶電子環境は、全てのC6。..Onに対して共通であることがわかっている。従って、 C70よりも大きなサイズの筒状フラーレンでも同様な二量体の生成が期待される。そこで、本研究では、その生成の可能性を検討するとともに、その場合の安定構造と電子構造を明らかにするのを目的とする。二量体はポリマーの最小単位であり、その性質を明らかにすることは、ポリマーの物性を理解するための基本となる。, Article, 文部科学省2 1世紀COEプログラム「先進ファイバー工学研究教育拠点」研究成果報告書12:117-118(2006)}, title = {15-4-6 : 光学的および電気的諸機能を持つ巨大分子の分子設計}, year = {2006} }