@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00016076, author = {辻井, 弘忠}, journal = {信州大学教育システム研究開発センター紀要}, month = {Mar}, note = {信州大学画像情報ネットワークシステム(SUNS)を利用した遠隔講義は,農学部においては平成4年度から開始された。農学部の「動物発生工学」と繊維学部の「遺伝子工学」とのジョイント講義を始めて,9年続けられてきた。毎年,学生の感想・意見を取り入れ,授業のやり方・講義の内容について改良や工夫を重ね,前もってプリントを配布し,板書を減らし,オペレーターの学生をつけ,プリントに沿って講義をする,ビデオなどを取り入れるなどの方法を実行している。しかし,アンケートを取ってみると,オペレーターの不慣れや機械の故障などが原因だと思われる苦言が多く,通常の講義に比べてわかりにくい,講義の雰囲気が伝わりにくい,講義に集中しにくい,教官に親しみがわかない,画面の文字が読みにくい,スピーカーの音量が不適切である,という項目に印をつけた学生が多いのが目立った。一方,高年次学生対象の講義「ライフサイエンスと人間」が平成11年度に開講された。このSUNSを使用されたのは,ほとんどの先生方は始めてであった。アンケートを取ってみたところ,SUNS講義は通常の講義に比べてやりにくい,講義の雰囲気が伝えにくい,SUNSはあまりやりたくない,などの項目が目立った。また,話し方,声の大きさ,OHPなどの使用,黒板の字の大きさ,機器操作の予習など,通常と異なった講義をされていた。しかし,松本に出かけるよりはSUNSでの講義が良い,SUNSは総合的にみて満足している,と答える教官が多かった。学生のSUNSによる講義についての意見・感想の記述を見ると,あまり好きではないが存続してほしいが大半で,他学部の講義が聞けて楽しい,ジョイント講義がもっとあってもいいのではないか,などの意見が多くみられ,存続するには学生自身が講義に参加し,質問なり前もってテーマを決めたディスカッションや学部の情報交換などをもっと積極的にやる必要性がある。教官同士の連携を密にして,同じテーマ内の相互乗入れなど実のある講義にしてほしい,などの意見が書いてあった。SUNS講義も大型スクリーンの導入,パソコンを使った講義など新しい展開が必要であることを実感した。, Article, 信州大学教育システム研究開発センター紀要 8: 99-108(2002)}, pages = {99--108}, title = {SUNSによる遠隔講義:学生および教官の評価}, volume = {8}, year = {2002} }