@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00016194, author = {山口, 和彦}, journal = {信州大学高等教育システムセンター紀要}, month = {Mar}, note = {文芸をはじめ多岐にわたる芸術領域で業績を残した英国の文人ウィリアム・ベックフォード(1760-1844)の晩年の建築・造園活動について考察する。ウィルトシャー州の領地を処分した後,ベックフォードは1822年,サマセット州バースに移り,晩年を過ごした。この間の約20年間は,一般に隠栖の時代とみられているが,実際には彼はなお営々として自らの夢を紡ぎ続けた。その具体的成果が,原野同然であったランズダウンヒルに約1キロにわたって造成された,絵画的雅趣に富む美しい風景庭園と,その丘陵上に聳(そび)える,古典主義様式の端正な外観を誇るランズダウン・タワーである。彼の想い描いた詩的夢想の具現化ともいうべきこのアルカディアの創出こそ,ベックフォードの経歴の掉尾(とうび)を飾る芸術的営為であり,そこには,功利の原則が支配する散文的な時代の中で,詩的真実を一貫して守り続けた彼の反俗的情熱が象徴的な形で表現されている。, Article, 信州大学高等教育システムセンター紀要 1: 137-147(2005)}, pages = {137--147}, title = {Beckford's Arcadia in Bath: Lansdown Tower and its Landscaped Garden}, volume = {1}, year = {2005} }