@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00016231, author = {佐藤, 友則}, journal = {世界の日本語教育. 日本語教育論}, month = {Apr}, note = {本稿では、外国人学習者の日本語音声の評価において、ある音声要素を重点的に聴いて上手か下手かを評価するということがあるか、あるとすればその音声要素は何かを聴取実験を通じて明らかにしようと試みた。実験方法は以下の通りである。1. 実験文を作成し、中国語話者と韓国語話者そして日本人の東京語話者にその実験文を読ませた。2. 高さ・長さ・強さの三つの韻律的要素を抽出し、日本人と外国人の韻律的要素をさまざまに入れ換えた合成音声を作成した。3. この合成音声を用いて、どの韻律的要素が評価に大きな影響を与えるかを明らかにするために、日本人と初・中級の韓国人学習者を対象に聴取実験1を行なった。4. 単音と韻律のどちらが評価に与える影響力が大きいかを比較するために、同じ合成音声を用いて日本人を対象に聴取実験2を行なった。3. の聴取実験1で、日本人は三つの韻律的要素のうち高さの影響力がもっとも大きいと評価した。このことから外国人学習者に対して自然なピッチの時間的推移を身に付けさせる指導が必要であることがいえる。また4. の聴取実験2の結果から、韻律の影響力が単音の影響力を上回ることが明らかになった。, Article, 世界の日本語教育. 日本語教育論集. 5:139-154 (1995)}, pages = {139--154}, title = {単音と韻律が日本語音声の評価に与える影響力の比較}, volume = {5}, year = {1995} }