@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00016270, author = {合津, 美穂}, journal = {信州大学留学生センター紀要}, month = {Mar}, note = {本論では、1996年に実施した言語生活史調査の分析を通じ、日本統治時代に日本語による教育を受けた漢族系台湾人高年層の日本語使用実態を通時的に捉え、漢族系台湾人高年層間における日本語使用の要因を社会言語学的な観点から考察した。その結果、次の3点を指摘し得た。①公的場面における日本語の使用は台湾の政治・社会状況に応じて変化しているが、私的場面においては、日本統治時代に教育を受けた漢族系台湾人の間で、今なお日常的に日本語を使用し続けている。②現在、公的場面で使用しているのは比較的標準的な日本語である「「台湾人」標準日本語」、私的場面において中学校・高等女学校時代の同級生や日本語のできる配偶者との間で使用しているのは他言語と日本語が混じった「「台湾人」俗日本語」である。③中学校・高等女学校時代の同級生との間で「「台湾人」俗日本語」を使用しているのは、日本統治時代の中学校・高等女学校の学生としてのアイデンティティを象徴している日本語が混じった「「台湾人」俗日本語」を使うことによって、仲間意識・連帯意識を確認し、共有し合うことができるためではないかと考えられる。, Article, 信州大学留学生センター紀要 3: 25-44(2002)}, pages = {25--44}, title = {漢族系台湾人高年層の日本語使用-言語生活史調査を通じて-}, volume = {3}, year = {2002} }