@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00016272, author = {金子, 泰子}, journal = {信州大学留学生センター紀要}, month = {Mar}, note = {初級で教授項目に従って学習する文型が、作文の中でどのように運用されているか、その実態を探るために、学習者2名の作文を資料に談話分析を試みた。分析は、林四郎(1973)を主な参考文献とし、文が相接して文章に発展する過程を丹念に調べる方法を採用した。全文を、始発型、承前型、転換型の三種類に分類し、それぞれについて文型決定因子を抽出した。その上で、副題やしめくくり文の有無も考慮して、談話の中での文どうしの結束性や全体の首尾の一貫性について考察を加えた。分析を通して、始発文型での主題の提示や承前文型での承前因子の多用、しめくくり文の存在などが文章の結束性や一貫性につながることが確認できた。一方で初級の文型積み上げ式の指導のみでは、談話構成に必要な因子が十分に指導できないことも見えてきた。談話を構成する際に機能する文型を見極めた上で、それぞれの文型因子を抽出、整理、体系化して指導に役立てることが今後の課題である。, Article, 信州大学留学生センター紀要 3: 61-81(2002)}, pages = {61--81}, title = {日本語初級学習者の作文研究-文のつなぎ方の分析を通して-}, volume = {3}, year = {2002} }