@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00001770, author = {江口, 知子 and 安里, 勝人 and 川島, 一夫}, journal = {信州大学教育学部紀要}, month = {Mar}, note = {発達心理学における、愛他行動と向社会的行動は、その社会的価値に基づく行動的側面を目的とする(愛他的であるかどうか)動機的側面からの違いによって、曖昧な定義が行われることが多かった。そこで、本研究では、この問題について明確にするために、幼児・児童の貸与行動をとりあげ、そこで行われる返却を期待するか否かという判断の違いによって両者の違いを明らかにすることを目的とした。一般に向社会的行動とは(1)外的な報酬を期待しない、(2)他者のためになる行動であると定義され、一方、愛他行動は、人間が生得的にもっている愛他性の含むものと定義されることが多い。しかし、行動的な側面から考える、その社会において"良し"とされる行動であるならば返報を期待したとしても向社会的といえるであろう。また、愛他的というならば、他者からの返報を期待することはないであろう。そこで本研究では返報を期待する条件と期待しない条件を設定し、その違いについての検討を行った。その結果、児童期以降と比較して幼児期において、返報を期待される条件で多くの貸与を行う傾向が見られた。, Article, 信州大学教育学部紀要. 108: 91-99 (2003)}, pages = {91--99}, title = {貸与行動における向社会的判断と愛他的判断}, volume = {108}, year = {2003} }