@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00017985, author = {荒瀬, 輝夫 and 内田, 泰三}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {木本性つる植物サンカクヅル(Vitis flexuosa Thunb.)の地域産物化をはかるため,愛知県奥三河地域と長野県上伊那地域内において2015年10月に系統収集を行い,生育地の環境と結実特性を調査した。奥三河地域で5系統(標高370~940m),上伊那地域で7系統(標高835~1270m)が得られ,分布する標高域はマタタビと類似し同属のヤマブドウより低かった。地形は山腹斜面から尾根で,植生は奥三河地域ではスギ林林縁,上伊那地域では様々な針葉樹林の林縁であった。結実特性を個別の形質ごとに見ると地域間の差は有意ではなく,12系統間で果房あたり果粒数3.8~16.2個,平均果粒重0.299~0.521g,糖度12.8~20.1Brix%であり,群落の果粒収量(対数値)は1.1~2.7(12~538g・hr-1)と推定された。一方,標高と果粒収量,糖度との関係について,共分散分析の結果,地域間で偏回帰係数の差がそれぞれ有意であり,互いに乖離した回帰曲線が得られた。すなわち,標高との関係において結実特性に地域間の差が認められ,種内にいくつかの生態型がある可能性が示唆された。, Article, 信州大学農学部AFC報告 14: 29-35(2016)}, pages = {29--35}, title = {愛知県奥三河および長野県上伊那地域におけるサンカクヅル(Vitis flexuosa)の結実特性の系統間差異}, volume = {14}, year = {2016} }