@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00019407, author = {岩垂, 浩隆 and 野瀬, 貴可 and 横内, とみ子}, issue = {1}, journal = {信州大学医学部附属病院看護研究集録}, month = {Mar}, note = {当病棟では脳神経外科患者を受け入れ、術前術後の看護を提供している。今回、左前頭葉の脳腫壌を摘出後、帰宅願望など慢性混乱による症状の対応に困った患者を受け持った。放射線治療と化学療法開始にあたり定時での治療行動が必要なため日課表を室内に掲示し、日課表の横に時計を設置したところ慢性混乱による症状の改善がみられた。そこで今後の看護に活かすために日課表掲示の効果を明らかにした。この事例ではA氏は神経謬腫により左前頭葉を摘出している。前頭連合野は短期記憶を司る責任領域部位である。日課表を室内のA氏の目につきやすい位置に掲示し、毎朝読み合わせをしたことで短期記憶障害をカバーすることにつながり徐々に生活のリズムの中に浸透していった。また前頭葉が障害されると遂行機能障害の典型的な症状がよく見られる。A氏は日課表掲示によって遂行機能の構成要素の1つで、ある目標決定が修正できたため正しい行動の自己決定につながった。これらのことから日課表掲示は前頭葉腫蕩摘出による遂行機能障害や短期記憶障害のあるA氏にとって有効な看護介入であった。, Article, 信州大学医学部附属病院看護研究集録 45(1):28-30(2016)}, pages = {28--30}, title = {前頭葉腫疹摘出により慢性混乱がみられた患者ヘ日課表掲示がもたらした効果}, volume = {45}, year = {2016} }