@techreport{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00019772, author = {徳井, 丞次 and 牧野, 達治 and 児玉, 直美 and 深尾, 京司}, month = {Aug}, note = {本論文は、Caves, Christensen, Diewert (1982)が提案した指数作成方法を使って、学歴だけでなくその他の労働投入属性も同時に考慮しながら地域間の人的資本の量と質を相対比較する方法を提案し、「国勢調査」のデータを使って地域間の人的資本の質格差指標を作成し、その要因を中心に幾つかの分析を行った。主な結果は次のとおりである。1)1970年から2008年までの約40年間で人的資本の質の地域間格差は縮小してきているものの、なお3割程度の格差が残存している。また、こうした地域間の人的資本格差は、労働生産性格差と明瞭な正の相関を持っており、両者の関係はむしろ近年強まってきている。2)人的資本の質の地域間格差を属性で要因分解したところ、1970年時点では学歴に加えて産業立地要因が重要な地域間格差の発生原因となっていたが、その後の40年間で産業立地要因は剥落し、学歴要因のみが人的資本の質の地域間格差の主要要因となっている。3)若年者労働移動は、地域の人的資本の総量面では大きな影響を与えており、その意味では地域間の人的資本の偏在をもたらしているものの、人的資本の質の面に注目すると、必ずしもそうした傾向はみられず、またその影響の大きさもさほど重要ではないことが確認された。, Article, RIETI Discussion Paper Series. : 13-J-058(2013)}, title = {地域間の人的資本格差と生産性}, year = {2013} }