@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:02000029, author = {大槻, 信}, issue = {2}, journal = {信州大学人文科学論集}, month = {Mar}, note = {本稿は、2020年9月16日に行われた、信州大学日本語学夏季セミナーでの講演内容に基づく。本稿では、日本辞書史の起点に立つ『新撰字鏡』の序文を取り上げる(一部、跋文にも触れる)。考えたいのは、どのようにすれば序文を読むことができるのかというアプローチ方法である。本稿では、序文の文構造を分析することで、内容理解を進めようとする。『新撰字鏡』について研究しようとする場合、序跋の理解が欠かせない。序跋にはこの辞書の編纂過程が詳しく記されている。大槻はこれまで、『新撰字鏡』の和訓や辞書の編纂過程について研究することがあった(大槻2002、大槻2020など)。その過程で、『新撰字鏡』序跋の解釈に苦慮することが多く、序跋について精確な校注の必要性を強く感じてきた。現在、校注の作成を進めているところであり、本稿はその中間報告である。序跋の解釈が難しいのは、手掛かりが少ないためである。文字の誤りが多く疑われる中、比較できるテキストが限られている。そのような状況を乗り越えるために、何か別のアプローチ方法はないかと考えてきた。本稿は、対句を中心とした、序文が従うべき文構造に着目することで、一歩前進できないかという試みである。, Article, 信州大学人文科学論集 8(1): 1-24(2021)}, pages = {1--24}, title = {『新撰字鏡』の序文を読む ―信州大学日本語学夏季セミナー講演記録―}, volume = {8}, year = {2021} }