@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:02000085, author = {宮沢, 和人}, month = {Mar}, note = {クロツグミTurdus cardisの雛の食物について1970年の繁殖期に信州大学農学部構内(標高760m~780m)で調査した結果について報告する。9巣延べ雛数159羽から合計111回頸輪法によって食物採取を行い、採取された餌の合計520個体の内、動物質98.7%、植物質(サクランボほか)1.3%の結果を得た。採取個体数ではミミズが最も多く42.3 %、昆虫類が42.1%であった。昆虫類の中では鱗翅目幼虫が最も多く47.5%であった。特にヤガ科の幼虫が多く、鱗翅目幼虫の中では53.8 % を占めていた。大型の餌ではアマガエルHylajaponica・ハルゼミTerpnosia vacua・体長60mmのミミズが採取された。繁殖シーズンの中ではミミズと昆虫類の給餌比率に変化が見られたが、両者の合計ではシーズンを通して約85%を推移していた。雛への給餌は生重量比でもミミズが53.1%で最も多く、鱗翅目幼虫が27.1%であった。1回の雛1羽の受餌量(生重量)は雛の日齢ごとに増加する傾向にあった。雛1羽の巣立ちまでの摂食量は生重量で約339gと推定された。, Article, 信州大学農学部AFC報告 19: 1-17(2021)}, pages = {1--17}, title = {クロツグミの雛の食物とその摂食量}, volume = {19}, year = {2021} }