@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00020466, author = {関, めぐみ and 保柳, 康一}, issue = {8}, journal = {地質学雑誌}, month = {Aug}, note = {東北日本弧と西南日本弧の会合部に位置する北部フォッサマグナ地域には,日本海形成時に形成された堆積盆地を埋積して,厚い新第三系が堆積している.その内,長野県上水内郡小川村から大町市にかけての高府向斜西翼地域に分布する中新統から鮮新統は,砂岩を主体とする層準と泥岩を主体とする層準が周期的に繰り返している.小川村小川川沿いでは周期的に繰り返す砂岩卓越部と泥岩卓越部が観察できる.泥岩卓越部に挟まれる砂岩卓越部は,a砂岩タング,b砂岩タング,c砂岩タング,d砂岩タングの順に累重する.砂岩タングの堆積相は陸棚斜面環境から陸棚上の外浜環境を示し,次第に浅海化していく様子が観察できる.小川川で観察される沖側の堆積環境に対して,大町市美麻を流れる金熊川では陸側の環境が観察でき,デルタ上の前浜,網状河川や海進時のエスチュアリーで堆積した砂岩が卓越する地層を断続的に観察することができる.
今回の巡検では北部フォッサマグナ地域における中新統の斜面堆積物と陸側のデルタ堆積物を海水準変動と関連させたシーケンス層序学的なアプローチをもとに観察する., Article, 地質学雑誌.121(8):279-292(2015)}, pages = {279--292}, title = {北部フォッサマグナ新第三系の斜面前進過程と堆積シーケンス}, volume = {121}, year = {2015} }