@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00020577, author = {小林, 元 and 片野, 亜紀 and 佐野, 深作 and 川谷, 尚平 and 野溝, 幸雄 and 木下, 渉 and 酒井, 敏信 and 白澤, 紘明 and 荒瀬, 輝夫}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {信州大学西駒ステーションの森林限界において,斜面方向に長さ30 m,幅10 m の長方形プロットを設置して林分構造を調べた。調査の結果,亜高山帯常緑針葉樹林と接するプロットの下方では,オオシラビソが優占する常緑針葉樹林が安定して成立することが確認された。ハイマツ林と接するプロット上部から中程は亜高山帯常緑針葉樹林からハイマツ林へのエコトーンと位置づけられ,エッジ効果によりツツジ科の樹木を主とする数多くの広葉樹低木種が侵入していた。これらの低木は階層の下層を優占しており,プロットの中程ではオオシラビソの更新を抑制し,プロットの上方ではダケカンバと競合していた。さらにプロットの上方と中程には,プロットの下方には出現しなかったシラビソもエッジ効果によって侵入していた。温暖化に対して針葉樹のみならず広葉樹の高木種,および低木種がそれぞれどのように応答するか注視することが,今後の森林限界における植生変遷を予測する上で重要であると考えられた。, Article, 信州大学農学部AFC報告 17: 19-26(2019)}, pages = {19--26}, title = {信州大学西駒ステーションの森林限界における林分構造}, volume = {17}, year = {2019} }