@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00020580, author = {荒瀬, 輝夫 and 増田, 遥}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {長野県はヤマアジサイ(Hydrangea serrata var. serrata)の白花集団の分布域であるが,県北部にかけて花色が青色の変種エゾアジサイ(var. yesoensis)との中間型が知られている。そこで本論文では,ヤマアジサイの装飾花と葉の形質について,長野県内における変異を把握し地理的変異を解析した。広く長野県内から10地点を設定し,各調査地4個体で花色(L*a*b* 色座標値)と花径,個葉面積を測定した。また,標高の影響を調べるため,上伊那地域で9地点(標高770~1,500m)の調査地を設け,同様の調査を行った。その結果,花色,花径,個葉面積とも地点間差が有意であった。個葉面積は高緯度ほど大きく,花色(青色を示すb* 値)と花径は北緯36度付近を境界として,境界以北で高緯度ほど花色が青く,境界以南で高緯度ほど花径が大きいことを認めた。個葉面積に沿った花色と花径の変化についても,40 c㎡を境界としてほぼ類似かつより強い関係が認められた。一方,個葉面積,花色,花径はいずれも標高との関連がうすく,地域ごとの遺伝的な要因が影響したものと思われた。, Article, 信州大学農学部AFC報告 17: 45-52(2019)}, pages = {45--52}, title = {長野県に自生するヤマアジサイの装飾花と葉の地理的変異}, volume = {17}, year = {2019} }