@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00020643, author = {桐原, 礼}, issue = {2}, journal = {音楽教育学}, month = {}, note = {本研究においては, 多様なルーツの児童が混在する学校現場における, 児童間の関係性構築に向けた音楽教員の対応の仕方について明らかにすることを目的とした。このため, 多文化化の進行しているスペイン・ムルシア州にて, 公立小学校に勤務する音楽教員9名を対象としたインタビュー調査を行った。教員の語りにおいて, 児童同士の対抗意識のあらわれや孤立児童の様子など, 児童間の不和に関する様々な捉えがみられた。音楽教員はこれらの課題解決に向けて, ルーツの異なる児童同士が混ざり合うことに慣れたり, 協力し合うことができたりするよう, 授業形態や教材選択の工夫を試みていた。また, 児童同士が相手への見方を変えたり, 個々が自分に自信を持ったりすることができるような場を設定していた。学校の多文化化に伴う課題に直面しながら, 児童同士の心理的距離の接近に資する活動を展開している, スペインの音楽教員の配慮や工夫について提示した。, Article, 音楽教育学.47(2): 25-36(2018)}, pages = {25--36}, title = {多文化状況下における児童間の関係性構築に向けた音楽教員の対応に関する考察 : スペイン・ムルシア州におけるインタビュー調査を通して}, volume = {47}, year = {2018} }