@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00021493, author = {水口, 崇}, journal = {信州心理臨床紀要}, month = {Jun}, note = {乳幼児期の模倣に関するAndrew N. Meltzoff の実験や理論について論じた。具体的には,実験や理論が発表された時代考証,及び結果に対する現在の見解や学術的な意義について検証した。まず,新生児が模倣可能であることを報告した初期の論文は,現在もなお議論の対象となっている。その一方,再現性の低さや新生児の視知覚能力の問題,視覚図式を用いた模倣ではなく,探索の反射が発動した可能性が残されている。新生児模倣の知見を積み重ね,当時の先端科学の一つ,情報処理理論によってAIM と呼ばれる模倣の内部モデルを発表した。ここで,模倣に感覚間を越えたシュプラモーダノレな変換が介在していることが提案された。ただ,自他の身体の変換過程が疑問視されたり,行為から目標を抽出する過程が批判されたりしている。その後,模倣が社会的認知の役割を果たしている可能性を仮説的に提案した。Meltzoff の研究は,長期的に議論され続ける点が特徴である。模倣の社会的認知についても,今後の研究によって見解の真偽が諮られるだろう。, Article, 信州心理臨床紀要 19 : 133-145(2020)}, pages = {133--145}, title = {乳幼児期の動作模倣における自他の変換メカニズム : Meltzoffの模倣論}, volume = {19}, year = {2020} }