@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00021494, author = {水口, 崇 and 杉村, 僚子}, journal = {信州心理臨床紀要}, month = {Jun}, note = {自閉スペクトラム症(ASD)の文化学習を検証した。主に乳幼児期から児童期の認知や言語の発達に関する理論に基づき,ASDの特徴とそれが生起する理由について論議した。まず,文化的所産の中でも言語やコミュニケーションの困難について検討した。言語発達には他者の意図の推測が不可欠であり,その困難が言語発達の課題であることを指摘した。また言語発達の過程では多面的な視点の内面化が生じる。これが充分でないため,社会性のトラブルや興味の限定等が伴う可能性を論じた。また,文化学習の基本的手段の模倣にも他者の意図の推測が必要である。ところが,意図の推測の脆弱性によって暖昧で、視覚的に確認できない文化は学習しにくいことが考えられた。観察しやすい形式上のスキルとして,状況に応じた言動を身に付けることが望ましいと指摘した。それが社会生活を営む上で困難やトラブルを軽減で、きると結論付けた。ヒトの大人社会の特徴を踏まえた上で,ヒトの大人は子どもに対して援護しようする傾向を持つことを述べた。ここから乳幼児期や児童期といった早期にASDの特徴に気付いて,継続的で個に応じた配慮を行う意義について論じた。, Article, 信州心理臨床紀要 19 : 147-159(2020)}, pages = {147--159}, title = {自閉スペクトラム症の文化学習 : 乳幼児期から児童期の認知と言語の発達理論から}, volume = {19}, year = {2020} }