@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00021501, author = {小野澤, 菜穂子 and 小林, 文宗 and 小林, 良清}, issue = {2}, journal = {信州公衆衛生雑誌}, month = {Mar}, note = {2017 年9月、長野市内においてレプトスピラ症と日本紅斑熱に重複感染した患者の届出があった。長野市保健所ではそれぞれの届出後に感染機会を把握するための患者の行動調査を実施したが、患者は野外で水、土壌、草などと接する作業が多く、居住地も山間地域で荒野に囲まれているなど、感染原因となりうる環境条件が多いことから、今回の重複感染の機会が単一によるものなのか、それぞれ個別によるものなのか特定することができなかった。 また、最初にレプトスピラ症の届出を受けた際、その主な感染機会であるネズミと水への曝露歴について聞き取りを行ったため、同じく感染の機会となりうる土嚢づくりについては日本紅斑熱に関する聞き取りにおいて初めて知ることになった。今回は重複感染のためにそれぞれの疾患に対応した合計2回の聞き取り調査が実施できたが、1回の聞き取りで患者の毎日の行動を漏らさず確実に確認することにより、感染原因の解明につなげる必要がある。 いずれの感染症も長野県においては数年に一度発生する程度の稀なものであるが、今回の事例は感染場所が長野市内であったことから、今後も身近な地域での患者の発生に注視していく必要がある。, Article, 信州公衆衛生雑誌 14(2): 82-88(2020)}, pages = {82--88}, title = {長野県におけるレプトスピラ症と日本紅斑熱の重複感染患者の発生について}, volume = {14}, year = {2020} }