@article{oai:soar-ir.repo.nii.ac.jp:00021510, author = {荒瀬, 輝夫 and 内田, 泰三}, journal = {信州大学農学部AFC報告}, month = {Mar}, note = {陸生スゲ類の緑化利用をめざし,砂れき地や崩壊地に分布する2種(ヒメスゲ,アブラシバ)を用いて緑化試験地を設定した。要因として土質(黒色土,花崗岩風化物(マサ土))を取り上げた。実験計画は,2種×2土質,2反復(計8試験区)の二元配置の乱塊法とし,1試験区のサイズを1.5×0.9 m とした。2019年5月末に自生地から株を採集し,1株あたり分げつ数を1~3になるよう株分けして,1試験区あたり15株の密度で移植した。その後,約1ヶ月ごとに生育調査として草高と分げつ数を計測した。また,10月(移植4ヶ月後)に,株を採集した自生地も含めて葉のサイズ(葉長と葉幅)を計測した。移植6ヶ月後までに2種とも群落形成には至らなかったが,分げつ数の増加と葉のサイズの変化から,ヒメスゲでは黒色土,アブラシバでは花崗岩風化物で生育が良好であった。また,2種ともいずれの土質でも生育可能であり,半陰地では生育不良になることが判明した。分げつ数の増加は2種とも秋期に顕著であったが,生育特性と移植にともなう生育の遅延)のいずれかの可能性が考えられた。したがって,本試験地での継続調査が必要であり,播種による(移植を伴わない)緑化試験も検討すべきであろう。, Article, 信州大学農学部AFC報告 18: 57-63(2020)}, pages = {57--63}, title = {陸生スゲ類2種の緑化試験地造成と初期生育(予報)}, volume = {18}, year = {2020} }